【理学療法士監修】足のむくみ「パンパン」と「押すと凹む」の違いとは?

【理学療法士監修】足のむくみ「パンパン」と「押すと凹む」の違いとは?

👣 はじめに

「足がパンパンで靴がきつい…」「押すと凹むけど大丈夫?」
そんな“むくみ”の悩みは、実は原因によってタイプが違います。
ここでは、理学療法士の視点から【パンパンに張るむくみ】と【押すと凹むむくみ】の違いを分かりやすく解説します。


🩵 ① パンパンに張るむくみ(非圧痕性浮腫)

特徴

  • 皮膚がピンと張っている

  • 押してもほとんど凹まない

  • 夕方になると重だるさが強くなる

主な原因

  • 長時間の立ち仕事・座り仕事

  • 筋肉のこわばり(ふくらはぎのポンプ低下)

  • 塩分・水分の摂りすぎ

  • ホルモンバランスの乱れ

💡このタイプは「血流やリンパの流れが滞っている」ことが多く、
マッサージやストレッチで改善しやすいタイプです。


💧 ② 押すと凹むむくみ(圧痕性浮腫)

特徴

  • 指で押すとしばらく凹みが残る

  • 広い範囲にむくみが出る

  • 朝起きても引かないことがある

主な原因

  • 心臓・腎臓・肝臓など内臓機能の低下

  • タンパク質不足(アルブミン低下)

  • 薬の副作用(降圧剤など)

  • 慢性的なリンパ・静脈の障害

💡このタイプは「体の中の水分バランス」が崩れている可能性があり、
生活習慣だけでなく、医療機関での検査も必要になる場合があります。


⚖️ タイプ別まとめ表

項目 パンパンむくみ 押すと凹むむくみ
押した時 凹まない 凹む
原因 血流・リンパの滞り 内臓や栄養の問題
改善しやすさ ストレッチで改善 継続・医療的対応が必要
危険度 軽度〜中等度 慢性・疾患の可能性あり

🌿 自宅でできる簡単むくみ対策

  • 寝る前に足を壁に立てかけて10分

  • ふくらはぎを軽くさすってリンパ流し

  • 塩分控えめ+たんぱく質をしっかり摂る

  • 湯船に浸かって血流改善


💬 まとめ

むくみは「その日の疲れ」だけでなく、体のサインかもしれません。
パンパンタイプは動かす・温めることで改善、
押すと凹むタイプは内側の原因を探ることが大切です。

Laknalでは理学療法士による姿勢・歩行・リンパ循環の専門施術を行っています。
「夕方になると足がつらい」「朝起きてもむくみが残る」などの方は、お気軽にご相談ください。